科学部

★活動レポート★ R6 12月更新

★11月6日(水) 第77回宮城県高等学校生徒理科研究発表会に参加!!

 本校からは、1年次チームと2・3年次チームの計2チームが参加しました。毎年激戦となる生物部門に出場し、2・3年次の研究テーマが県ベスト8相当の2次審査進出を果たしました。残念ながら最終選考会の切符を勝ち取ることはできませんでしたが、練習の成果を十分に発揮し、県トップレベルの発表を披露してきました。ポスターも好評で、多くの方が参考のために写真を撮っていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★9月7日(土) 東北昆虫学会参加!!

 これまでの研究成果を、学会の場で発表してきました。大学の教授や大学院生の方と、専門性が高い質疑応答ができたため、研究への理解がさらに深まりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

★8月8日(木)~9日(金) 仙台合宿実施!!

 数年ぶりに、合宿を実施しました。今年は、仙台市科学館、台原森林公園、八木山動物公園、爬虫類倶楽部を見学しました。楽しく理科を学びながら、活動内容のヒントを得てきました。

 

 

 

 

 

★学校周辺の生物調査実施中!!

 響高校とその周辺には、山・川・畑・水田・池など様々な生態系があります。それぞれの場所に多様な生物が生息しており、これらの生物の記録を行っています。夏にはバナナトラップを使い、カブトムシやクワガタ、カナブンなど人気の昆虫を数多く採集できました。発見した生物は、環境省の「いきものログ」で少しずつ報告しています。

 

 

<現在の研究テーマ>

『エグリゴミムシダマシと本種に付着生活するイトダニモドキとの関係』

 →エグリゴミムシダマシという昆虫にだけ、「イトダニモドキ」というダニの1種が付着していました。エグリゴミムシダマシは倒木や伐採木の中に潜り込んでいることが多いですが、潜る際に出てくるセンチュウの仲間をイトダニモドキが食べているようです。よって、イトダニモドキはエグリゴミムシダマシに木を掘らせ、出てきたセンチュウを確保できるというメリットがあると考えています。

 

『カブトムシの配偶行動を誘導する条件に関する研究』

 →カブトムシは、ヒトの指に乗せると、メスでもないのに交尾をしようとします。そのメカニズムを解明し、効率の良い繁殖方法の確立を目指します。現在のところ、カブトムシの体温の上昇が配偶行動に関係していることがわかりました。また、動作刺激を与えることでより配偶行動が誘導されることを突き止めています。

 

『フシボソクサアリとハゼアブラムシの共生関係に関する研究』

 →アリとアブラムシの共生関係は有名ですが、共生には裏切りも存在し、共生が解消されることもあります。ハゼアブラムシには、アリに裏切られにくくする工夫があると考えており、そのメカニズムを研究しています。

 現在、カブトムシの飼育もしており、今後はカブトムシの研究もスタートします。カブトムシは身近ですが、意外に知られていないことが多い昆虫です。

 ※昆虫ばかりですが、それ以外の研究も行うことができます。

 

 

【部員数】(2024年12月現在)

 3年生:1名  2年生:1名  1年生:3名   

【活動時間】

 平日:16:00~17:00

      ※研究や実験内容によって変動あり。研究発表前や実験日は18:00を過ぎる場合もあります。

 休日: 9:00~12:00

    ※基本的に土日は休みですが,校外学習や実験のために活動日を設けることがあります。

【活動内容】

 ・研究活動(身近な自然をテーマに、研究を行っています)

 ・実験(結晶作りや色素実験、べっこう飴作りなど簡単な実験を行っています)

 ・生態調査(桜が丘や津谷川の生物を調査しています)

 

【年間スケジュール(主な行事)】

   5月:津谷川水質調査     7月:支部総文祭発表  8月:夏季合宿  10月:日本学生科学賞応募    

  11月:生徒理科研究発表会         12月:本吉・気仙沼支部科学研究発表会  1月:部誌作成

 

 【活動実績】

★令和5年度★

 ・支部総文祭出場

 ・第47回全国高等学校総合文化祭(かごしま総文)自然科学部門出場

  研究発表生物部門 → ✨最優秀賞(全国1位相当)✨

  ポスター発表部門 → ✨奨励賞(全国4位相当)✨

 ・気仙沼市長表敬訪問・宮城県教育長表敬訪問

 ・第67回日本学生科学賞 地方審査(宮城県審査) → 最優秀賞

              中央予備審査(全国審査) → 通過

              中央最終審査(全国審査) → ✨入選1等✨

 ・第76回宮城県生徒理科研究発表会 → 生物部門 最優秀賞

 ・全国高総文祭最終選考会 → 仙台第三高校に敗れ全国総文祭への出場権獲得ならず  

 ・宮城県高等学校文化連盟賞受賞(代表挨拶担当)         

★令和4年度★

 ・支部総文祭出場

 ・第75回生徒理科研究発表会

   2年次チーム → 生物部門 最優秀賞

   1・3年次チーム → 生物部門 最優秀賞

 ・全国高総文祭最終選考会 出場

   1・3年次チーム:1位通過で全国総文祭出場権獲得

   →✨2023かごしま総文祭【自然科学部門】ポスター発表に出場決定✨

   2年次チーム:全国総文祭出場権獲得

   →✨2023かごしま総文祭【自然科学部門】研究(口頭)発表に出場決定✨

 ・第66回日本学生科学賞  地方審査(宮城県審査):優秀賞

★令和3年度★

 ・第74回生徒理科研究発表会 

   1年次チーム出場 → 生物部門 最優秀賞

   2年次出場

 ・全国高総文祭最終選考会 1年次チーム出場 → 仙台第三高校に敗れ全国総文祭への出場権獲得ならず

 ・第65回日本学生科学賞  地方審査(宮城県審査):佳作

★令和2年度★

 ・三滝堂生物調査

 ・第73回生徒理科研究発表会 1・2年次チーム出場

 ・第64回日本学生科学賞  3年次チーム応募

  地方審査(宮城県審査):最優秀賞 → 中央予備審査(全国審査):✨入選3等✨

  →宮城県高等学校文化連盟賞受賞

 

☆部員よりメッセージ

 理科が得意でなくても楽しく活動できます。外で活動する機会も多いので,自然が好きな人は大歓迎です!研究活動は大変な実験もありますが,最後にまとめた時の達成感は大きいです!